これまで、声帯の仕組みから筋肉の役割について長々と話してきましたが、ここからはようやくそれっぽくなってきます。
男性と女性では声の高さや響き方に違いがあります。この違いの多くは第二次性徴期に起こる声変わりが影響して起きています。
この章ではこうした、男性と女性の声にはどのような違いがあるのかを解説していきます。
声帯の長さ
まずは一番わかりやすいところから抑えていきましょう。
男性と女性では声帯の長さが違います。日本人の場合、男性は平均20ミリ、女性は平均15ミリほどです。
力のかかり方、テンションも影響しますが、長くなるほど振動数は少なくなり、音は低くなります。木琴をイメージしてもらえばわかりやすいのですが、高い音ほど音盤が短く、低い音ほど音盤が長くなります。
そのため男女の話し声では、周波数に大きな違いがあり、男性が平均1000Hz、女性が2000Hzと倍くらいの違いが出ます。
筋組織の大きさ
声帯だけではありません。
「声の仕組み」でも話しましたが、人間の声は声帯から出た音が喉、口、鼻を反響することでできています。
吹奏楽器は大きければ大きいほど篭ったような低い音色が出ますが、これは人間の声も例外ではなく、女性よりも筋組織が大きい傾向がある男性の方が音色も低くなります。
その他の要素
基本的には以上の二つですが、細かく言うとそれ以外にもあります。
話し方、抑揚
日本人の男性と女性では話し方が異なる場合が多いです。
最も特徴的なのが抑揚の付け方で、男性はほとんど抑揚をつけずに話すことが多い一方、女性は大きく抑揚をつけて話す方が多いです。
骨格の違い
また骨格の大きさにも違いがあります。
骨格が違うからなんなんだと思われるかもしれませんが、私たちの声は頭蓋骨でも響いていると言われています。そのため、若干骨格の大きい男性は響き方が異なるんですね。
最後に
以上が男女の声帯の違いです。
抑揚については後日詳しく解説したものを作ろうと思いますのでお待ちを……。


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